自分しか認めることのできないプライド

2020/7/20

 

今日は最終面接があった

 

大学3年の6月に就職活動を初めて、初めての最終面接(我ながら本当に情けない)

 

内容は100分間での社長との面談だった

 

「お前は全く嘘をついていない人間だ」

 

「素直でストレス耐性がある」

 

全くの虚偽回答だ

 

僕だって面接のために「the・制作会社に受かりそうな人間」を演じている

 

この時期にもなって1つも内定をもっていない男がなんとか資本主義の世の中を生きながらえるには、自分を取り繕ってでも資本主に媚を売るしかないからだ

 

そうでもしないと、「結果」でしか人を動かせない映像制作の業界において、「こいつをウチの会社に迎えたい」なんて思ってもらえるはずがない

 

面接が終わると、帰り道に一緒になった2人と飲みに行くことになった

 

1人は日本大学芸術学部映画専攻(著名な映画監督を生み出しているあの日芸)、もう1人は僕と同じくテレビ業界しか受けていないコンテンツバカ(将来的に見られることになったらごめんなさい)

 

「お金なんかよりも自分のやりたいことだよなー」

 

「キー局よりも制作会社でしぶとく生きていきたいよな!!」

 

若気の至りにも程が有る。

 

恐らく、もしも今日の面接官が隣の席で坦々麺をすすりながら僕たちの話を聞いていたとしたら、彼らは全ての肉味噌を右鼻の穴から吹き出して言うだろう

 

「仕事をなめんじゃねえぞ!!!」

 

でも、それくらい今の僕たちは希望に満ち溢れている

 

仕事を「金稼ぎの手段」「1日8時間の耐久レース」と捉えている同級生があまりにも多すぎる)中で、そんな鼻くそ肉味噌よりよっぽどちっぽけな希望を抱けることがなんて幸せなことなのであろうか

 

「お前はやりたいことがあっていいよなー」

 

中学2年の4月から本気で「テレビ業界で飯を食いたい」と思い、大学4年の7月まで揺るがない信念で生きてきた自分を、自分だけは褒めてあげたい

 

酔っぱらったついでにブログを書いてみました